「何とかならない?市川市の低い投票率」【2010.03.13】

選挙管理員会から河野任広さん(主幹)に市川の投票率や選管の仕事について伺いました 

☆河野さんのお話を伺って・・市川市は選挙の啓発運動が不十分です。

選管の主な仕事は選挙準備と周知でした。選挙啓発活動は事業を委嘱された「明るい選挙推進協議会」が

している、子ども達から応募されたポスターの表彰、市民まつりで投票参加や棄権防止の呼びかけ等です。

構成メンバーも自治会連合協議会、婦人団体連絡協議会、地域協力者など、行政からいろいろな仕事が

まわってくる忙しい方々です。市川市で特に投票率が低いのは若者と行徳地区でした。

〈参加者からの意見・質問〉

  むかっ(怒り)高齢者が投票所まで行けない。何か対策は?

  むかっ(怒り)成人式で新成人への啓発が不十分。議員の名前を呼ぶだけのものに20分使われている。

  むかっ(怒り)衆院選時に行われる最高裁の国民審査について周知が足りない。

  むかっ(怒り)候補者の違いがわからない。

  むかっ(怒り)他市では選管が啓発活動をいろいろしている例がある。

  むかっ(怒り)社会・政治について考える講座が市川市にはない。

 

☆先進的な仙台市の事例を紹介します・・18歳選挙権を意識しています

仙台市・・明るい選挙推進協議会に学識経験者や報道関係者などを入れている。

選挙ガイドボランティアの養成(学校やイベントで選挙について分かり易く説明)。子ども議会、講演会の

開催。市民意識調査・分析。成人式での投票体験等、そして理念があります。
 
☆〈考察〉ただ“選挙に行きなさい”だけでは投票にはいきません。

 “なぜ選挙に行かなくてはならないのか”がありません。学校教育に民主主義の基本が抜け落ちています。

議員が何をしているのかが見えないことも理由の1つでは。仙台市の『てとりん』創刊号の言葉を読むと、

なんてまっとうな事が書いてあるのだろうと感動しました。理念があります。市川市に欠けていることはこれ

です。よく仙台市は住みやすい街としてよく耳にしますが、この事業を見ると、なるほどと思いました。

 仙台市 明るい選挙推進協議会 選挙啓発情報紙 『てとりん』創刊号 H20年の言葉から

 

創刊にあたって・・仙台市明るい選挙推進協議会会長  渡邊 勝

制限選挙ながら、国民が初めて国政選挙に参加した明治23 年(1890 年)の第1 回総選挙から約120

年、また戦後、婦人参政による完全普通選挙が実施されてから60 年以上が経過しました。

国民参政にいたるまでは、長きに渡り参政を求める国民運動と、制度改正の歴史がありました。

普通選挙の実現までの選挙制度改正の歴史は有権者拡大の歴史であったとも言うことができますが、

最近は政治的無関心などから来る投票率の低下傾向が続き、民主主義の健全な発展にとって深刻な

状況となっています。私たちは、先人の努力によって獲得されてきた選挙権がかけがえのないもので

あることを改めて認識する必要があるでしょう。

私たちの身近な暮らしと政治とは密接な関係があります。住みよい、持続可能な社会をつくっていくた

にも、一人一人に平等にある権利「選挙権」を行使し、私たちの意見を政治に反映させていくことが

大切です。

平成22 年の「日本国憲法の改正手続きに関する法律」、いわゆる「国民投票法」の施行に向け、

選挙権年齢を「18 歳以上」に引き下げることが検討されています。それが実現すれば、中学・高校

生にとっても選挙が遠い将来の話ではなくなりますので、ぜひ若い世代から、投票に参加することの

意義について考えてほしいと願っています。

このたび創刊する「てとりん通信」では、地域づくり、まちづくりの最も基本的で公的なしくみである選挙

について理解を深め、投票に積極的に参加していただくために、選挙に関するさまざまな情報を提供

していきたいと考えておりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。