2011.10.14 市川市の放射能対策 落ち葉の下と側溝は測らないのか?

8月26日に出した国の方針に沿って、市川市も9月2日「市川市放射線量低減のための当面の取り組み方針」対策を発表しました。今まで行った定点観測からおおむね1ミリシーベルト/年以下と判断しています。(市川市の空間放射線量は0,09〜0,32マイクロシーベルト/時でこれを計算すると0、03〜1,3ミリシーベルト/年になります・・市川市の発表より)

《国の出した方針》8月26日・・これを受けて各自治体が動き出しました。

 経産省、原子力災害対策本部が出した「除染に関する緊急実施基本方針について」

 線量に応じた地域別の対応は以下の通りです。

  @20ミリシーベルト/年以上の避難指示を受けている地域

  A追加被ばく線量がおおむね1〜20ミリシーベルト/年

  B追加被ばく線量がおおむね1ミリシーベルト/年以下

     ・・市川市、東葛6市はBです。

★AにするかBにするかで自治体の除染に対する責任は大きく変わります。

Aに設定したときは「市町村による除染実施ガイドライン」に基づき除染計画を策定する

ことになります。除染計画で検討すべき事項

   1.目標設定

   2.除染対象ごとの方針及び方法の決定

   3.実施主体

   4.仮置場の確保

Bに設定した場合・・側溝や雨どいなど局所的に高線量を占める箇所の対策も重要である。

★市川市はBの設定で、ガイドラインは作りませんでした。各市で対応は異なります。

松戸市は工程表を作っています。

 

市川市の出した方針

 1.目標設定

  ・一年後を目途に全市域で追加被爆線量を1msv/年以下にすることを目指します。

  ・低減対策を行う目安は0,26マイクロシーベルト/時とする

 2.除染対象ごとの方針及び方法の決定

  ・工程表などは作らず、各課において一般業務のなかで低減作業を行う。

  ・作業の工程、予定、内容も一般業務なので市民への公表はしない。低減方法も

   各課で決める。

 3.実施主体・・設置しない

  ・実施主体を置いて、統括的にするのではなく各課で対応する。工程表も作らず、

   情報は一元管理されていません。

 4.仮置場の確保はしない。

  ・各課が対応し、低減のために除去したものも一般廃棄物として処理する。

 ★このシステムでは・・測定は環境部が行い、個々の対応はそれぞれの課が行う

  ことになります。

 

市川ネットへも市民からの問い合わせが来ています

学校に関するもの
  学校の側溝などの測定と公表をしてほしい。現在保護空要求があった時に測定を

    認めている。学校はあらかじめ決められたグラウンドなどの定点の測定しかしない

  学校から通常の清掃活動なので、放射能のためのマスク、手袋の着用を求める連

    絡はしないでほしいといわれた。

  側溝の汚泥の処理は?・・一般廃棄物の扱いだったが、教育委員会から各学校で

    処分するという通達がでた。学校内の敷地に余裕がないために困っている。埋め

    ようとしたが近隣自治会に説明を求められストップし、教育委員会が処理を考える

    ことになった学校もある。

公立保育園の砂場の処置の仕方・・線量が高かったので市が処置に来たが、砂を

  入れ替えるのではなく、足していった。子どもは掘り返し遊んでいる。園庭の線量は

  下がらないことになる。なぜ除染ではなく、低減なのか。

個人で測定し、高い数値が出て不安に思い、市に連絡するが、個人の測定結果

  には対応しないと言われどうしたらよいか困っている。

側溝や落ち葉の下は高いといわれているのに、なぜ定点以外の測定をしないのか?

  じゅんさい池を散歩しているがいつも同じ所で測定している。落ち葉の吹き溜まりなどが

  高いといわれているのになぜ測らないのか?

除染作業の公表・近隣への周知はしないのか?

  里見公園で低減のためのとみられる作業(芝生の刈り込み)が行われていたが、何も

  表示が出ていなかった。隣にある保育園がよく遊ばせているが連絡はしているのだろ

  うか?

市川ネットから見た市川市の現状と問題点

市川市は9月議会の秋本の質問でも認めましたが、北部の公園5ヶ所(堀の内貝塚、

  里見公園、須和田公園、国分尼寺跡公園、小塚山公園)が軒並み高い値を示して

  います。文科省から発表された千葉県のセシウムの汚染マップを見ても市川北部は

  高い線量が出ています。

国の方針では、側溝や雨どいは局所的に高い値が出やすいので対策が重要であると

  ありますが、市川市はあらかじめ設定した定点観測しかおこないません。

市民団体が独自に測定を開始しています。

  ・保護者から依頼のあった学校の側溝、公園、などを測定。市川市北部や公園の

   遊具の下などは高い値が出ています。

学校の側溝、雨どいから高い線量が出ています。保護者からの要求があった後、学校

  が対応している状態です。通学路なども含め、保護者と共に市が測定・管理すべきです。

保護者もPTA で話し合うなどの動きが見られません。

  ・教育委員には保護者代表が入っています。PTA連絡協議会がありますが、各学校の

   PTAが取り上げないので保護者の声が教育委員会にも届きません。なんのためのPTA

   なのでしょう?

個人で測定する人がたくさんいます。市は人も器械も限られています。機種による測定

  値のばらつきが問題なので市の測定器と一緒に測る機会を設けて確認するなどできる

  はずです。市民からの情報も情報源として管理し、市川市の汚染状況を把握し、公表

  すべきです。

情報の一元管理、工程表の作成と公表、仮置き場の設置、学校、公園の側溝・落ち葉の

  下の測定はするべきだと思います。

群馬大学 早川教授のHPから・・今やるべきこと・・台風などで集められた放射能を北風が吹く前に集め仮置きしておく。