12月議会一般質問(2)

U.骨髄移植ドナー登録の啓発について 

(1)現状と課題

(2)登録者数と提供者について

(3)提供時の休業補償について

 

平成24年に「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」がつくられました。

移植に用いる造血幹細胞(骨髄、末梢血幹細胞、臍帯血)の適切な提供の推進に関し基本理念

をさだめ、国の責務、基本方針、移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進のための施策な

どを明らかにしました。

造血幹細胞移植は、白血病や再生不良性貧血等の治療として行われます。まだ法律が定めら

れて数年ですが、患者がより良い移植が受けられる環境が整えられてきたと思います。それは

提供者の勇気とご理解に支えられていることは言うまでもありません。

厚生労働省の平成26年(2014)人口動態統計(確定数)の概況の第6表性別にみた死因順位

別死亡数・死亡率・構成割合の死因順位を見ますと、男性は1位は悪性新生物、2位は心疾患、

3位は肺炎、4位は脳血管疾患、5位は不慮の事故、6位は老衰、7位は自殺。

女性は1位は悪性新生物、2位は心疾患、3位は脳血管疾患、4位は老衰、5位は肺炎とつづき

ます。悪性新生物の中に白血病も含まれます。 

国立研究開発法人国立がん研究センターの予測で、2015年の予測がん罹患数は98万2000

例で2014年より約10万例の増加とし、高齢化とがん登録精度の向上が要因と考えられます。

白血病は13.800例と予測されています。部位別罹患数では、大腸がん、前立腺がんのりかん

が増加し、男性においては前立腺が最多。がん登録の精度向上と前立腺がんのPSA検診の

普及が要因と考えられます。

本市は健康都市として様々な活動をしているのは理解しているところです。

この骨髄移植のドナー登録の啓発についても力をそそいで欲しいと思います。

 

答弁

骨髄移植は白血病などの患者に健康な人から提供された、血液を作る造血幹細胞を移植する

治療法で、提供者であるドナーと患者との間でHLAと呼ばれる白血球の型が適合する必要が

あります。このHLAは血縁者以外では数百分の一から数万分の一の確率でしか一致しないた

め、骨髄バンクを運営する「公益財団法人日本骨髄バンク」では、広くドナー登録の呼びかけを

しています。現在の登録者数は約45万人です。移植を待つ患者は約3000人。ドナー登録でき

るのは、18歳以上54歳以下で体重、血圧、健康な人など要件があります。本市では献血会場

に置いて呼びかけをおこないこの8月5日には9人の方に登録して頂きました。市川市職員の勤

務時間、休日、休暇等に関する条例施行規則(第12条第6項)に骨髄提供のために、入院や休

暇等が付与されることになっていますが、取得した事例はありません。過去に時間休として取得

した事例が1件あったということです。

民間企業でこの休暇制度を導入しているのは288社あるとのことです。

 

秋本

休業については本市の職員には特別休暇が与えられるとあるが取得した例はないということ

でした。自治体の支援状況では埼玉県が休暇も助成もしていると聞き、進んでいるなと驚きまし

た。千葉県でも我孫子、習志野が支援制度を持っているとお聞きしました。治療としての移植に

ご理解頂き、登録に啓発して頂きたいとお願いします。