平成28年(2016)6月定例会一般質問(3)

3. 介護問題について

平成27年4月の改正で「指定通所介護事業所等の設備を利用し夜間及び深夜に指定通所介護等以外のサービスを提供する場合の事業の人員、設備など運営に関する指針」についてが発表され、「宿泊サービス」が進められることになりました。この4月30日に市に通知があったばかりということですので、現状についての確認をしました。

答弁

県発表の市内宿泊サービス事業所は16事業所が届け出ています。しかし、県は利用者数などの実績を公表していません。

秋本
これまでデイサービスの延長での「宿泊サービス」について平成24年と平成26年に2回質問してきました。

「参考までに@平成24年、A平成26年の答弁などつぎに記します。
@平成24年(2012)12月議会で次のようにご答弁がありました。

答弁

千葉県では121事業所が宿泊サービスを実施しているということでございます。防火設備はスプリンクラー設置は17事業所と割合が低く、宿泊スペースは、静養室等を個室として使用しているのは67事業所で、個室をパーテーションで仕切っているのは57事業所、仕切りなしが26事業所となっております。各事業所における最長連泊日数に関しましては5日以上が最も多く、次に多いのが21日から31日でした。1年以上という事業所も見受けられました。宿泊費につきましては、1回の宿泊で1,000円未満とする事業所と、5,000円から1万円未満とする事業所が多く、平均は約3,000円程度でございます。

 次に、職員の配置状況では、職員1人に対して利用者数が1から2名のところが最も多く、次に2人から3名のところが多く、6人未満の事業所が約80%を占めております。地域別に分類しますと、高齢者保健福祉9圏域では、宿泊サービスの実施率の最も高い地域は印旛地域で17.1%でございました。本市の含まれる東葛南部地域は10.4%となっております。また、宿泊サービスを運営している法人は、121事業所のうち営利法人が101事業所で、社会福祉事業所が6事業所ございました。

 市内では63事業所から回答がありまして、宿泊サービスは6事業所で実施されております。6事業所の状況でございますが、食費込みの宿泊料金は平均で1,700円程度でございます。利用日数は原則30日を限度としている事業所もございますが、3日から4日の利用が多く、1年以上もありました。宿泊サービスの利用に関する契約は、介護保険の契約とは別に一定期間契約を交わしております。宿泊サービスを利用する主な理由は、家族の仕事や外出等の時間の確保のため、特別養護老人ホームの待機のためと伺っております。

 県は、このような調査結果を踏まえて、利用者の尊厳の保持と安全の確保等の観点から、デイサービス事業所の提供する宿泊サービスのあり方を研究するため、デイサービス事業者、 また、ケアマネジャーからは、宿泊サービスをどう考えているのかの問いには、緊急時にショートステイの予約がとれなかったときに利用を考える、ショートステイよりもなれ親しんだデイサービスでの宿泊を積極的に活用したい、ショートステイが利用できれば、できるだけそちらを利用したいとのさまざまな意見がございました。

 自治体からの主な意見として、デイサービスと泊まり、訪問を一体的に行う小規模多機能型居宅介護の整備が進んできていること、地域における特養の整備状況により利用者の考え方も変わることを考えると、宿泊事業の有効性は判断できない等の報告がございました。

 ご質問の市で実態調査を行えないかとのことでございますが、国における利用者像の調査、県における事業所の実態に関するアンケートの調査により、利用者と事業者の状況把握がされ、課題について検討を重ねる段階になっておりますので、本市で改めてアンケート調査をすることは現段階においては考えておりません。 」以上でございます。

秋本

この平成24年の12月議会で「本市で、63事業所から回答があり、6事業所が利用日数は原則30日を限度としている事業所もございますが、3日から4日の利用が多く、1年以上もありました。」と答弁があったので1年もデイサービスセンターで宿泊する利用者の環境が大変不安でした。

引き続き次のような答弁がありました。

答弁

要介護者が宿泊するというサービスでございますので、安全、衛生面等の設備、人員や運営等、何らかの基準に基づいて運営されることが必要であると認識しております。また、国のモデル事業の結果にある利用者やケアマネジャー、実施した自治体等からの意見もありましたように、ショートステイの拡充を図ることも必要でございます。また、宿泊サービス同様に通所と宿泊両方が可能な小規模多機能型居宅介護の整備促進に努めることも重要と認識しております。

 しかしながら、現在宿泊サービスの利用が増加している現状もありますことから、全市的な課題と受けとめております。今後、宿泊サービスに関する国の法律基準等を注視するとともに、県の基準等の策定に当たり、積極的に意見を述べてまいりたいと考えております。」

 


A平成26年(2014)6月議会で「宿泊デイサービス」の経過を伺いました。(安井部長)


その答弁は、
 まず、平成26年3月に千葉県から公表されました県内の宿泊サービス事業所でございますが、140の事業所が実施しており、そのうち市川市では16の事業所が宿泊サービスを実施しております。課題といたしましては、調査を実施した自治体からは、ほとんどのデイサービス事業所にはスプリンクラーがないため、安全上の課題が生じるという意見がございました。さらに、宿泊室の定員やプライバシー保護への配慮などを規定した明確な指針が必要であるなどの意見が出されております。このような意見を受け、千葉県では、千葉県における指定通所介護事業所等で提供する宿泊サービスの事業の人員、設備及び運営に関するガイドライン及び千葉県における指定通所介護事業所等で提供する宿泊サービスに関する届出及び公表実施要綱を制定し、平成25年11月1日より施行いたしました。ガイドライン等の指定により、利用定員、宿泊室のプライバシー保護への配慮、消火設備など安全面について規定されました。本市といたしましては、この宿泊サービス事業は介護保険適用対象外の自主事業であること、また、事業所は千葉県が指定するということから、かかわれない部分もありますが、市民からの介護方法への苦情などが入りましたら、利用者に合った適切な介護を受けていただくよう、事業者と話し合うなど安全な利用の推進を図ってまいりたいと考えております。」

以上


今回の質問に戻ります
県が利用者数の実績について公表していないというのはどういうことでしょうか。
この4月から18人以下の通所介護施設(老人デイサービスセンター)は市が指定権者になったということですから「宿泊」サービスに対する責任が増えると思うがどうなのか。疑問は増えるばかりですが、ヒアリングしても答えはでませんでした。

もともと宿泊もデイもできる小規模多機能施設が少ない、特養も少ない、第6期高齢者福祉計画、介護保険事業計画にそって整備するというのも現実にあっているのか
課題がありではないかと思います
市内事業者の調査は必要です、調査なしで指導はできないです。
率直に言って2年前から進んでない、市内の調査は必要ないといっていたけど
実行したほうがよかったのではないかと思います。
県からの情報がおりてこないといって市内の情報がないまま時間が過ぎている現状はなんでしょうか。


宿泊サービスは、介護による離職者を減らす効果もあると思います。
また施設側では介護士などの勤務体制を考えなくてはならないなどの課題山積です。
利用する高齢者の安全と尊厳は守るためにも市は事業所の実態を早急につかむ努力が必要と思います。